【妊娠5か月】いよいよ安定期！赤ちゃんの状態は？戌の日に安産祈願へ行こう

妊娠5か月に入ると、日本では「安定期」と言われます。つわりが落ち着いてくる人が多く、体調が整うほか、おなかも大きすぎず動きやすいからです。

気分が良い日にはウォーキングやマタニティエクササイズで気分転換を図るのもいいですね。ただし、「安定期」と言っても、比較的体調が安定しているというだけで流産等の危険がないわけではありません。

くれぐれも無理はせずに、家を出る時は母子手帳や病院の緊急連絡先を持ち歩くようにしましょう。旅行やエクササイズの前には医師の診断を受けるのも手です。

妊娠5か月・妊娠16週

今週も赤ちゃんはすくすくと成長します。新しい器官ができるというより、身体全体の器官がより発達し、できることが増えていきます。例えば、反射神経として、まばたきや飲み込みができるようになるのもこの頃。これからも少しずつ、できることが増えていきます。

妊娠5か月・妊娠17週

この頃には赤ちゃんの腸に胎便がたまりはじめます。
胎便の元は、不要になった細胞や消化器官での分泌物、赤ちゃんが呑み込んだ羊水も少し含まれます。羊水を飲んで消化器官を通り胎便がたまるということは、この頃には一生懸命羊水で消化の練習をしているということですね。

古来より日本では、妊娠5か月の戌の日にさらしを巻いてお参りをするという習慣があります。これは、安産で子沢山の犬にあやかって、安産祈願をするというもの。
徐々に大きくなるおなかを冷やさないように、この日からさらしを巻くというのも、昔の人の知恵ですね。
今は必ずしも戌の日というわけではありませんし、さらしではなく腹帯をする人もいます。また夏などの蒸れやすく暑い時期、締め付けが気になる人などはさらしや腹帯をしない場合も。自身の体調等と相談しながら判断するようにしましょう。

安産祈願も、ご両親や親族の意向も踏まえつつではありますが、天気と気分のいい日にお散歩がてら近くの神社にお参りをするのもいいですね。ただし、戌の日の祈祷は戌の日だけしか行っていない神社もあるので、祈祷を希望の場合はあらかじめ問い合わせてから出かけた方が無難です。

妊娠５ヶ月後半の赤ちゃんの様子は・・・

妊娠5か月の後半には、はじめての妊娠のお母さんも胎動を感じることが多いようです。
胎動と言っても、はじめのうちは、腸がうごいたようなゴロゴロする感じだったり、おなかの中で小さなカエルが跳ねるような感じだったり…。
力強くキックやパンチを受けるのは、もう少し赤ちゃんが大きくなって骨がしっかりしてからのお楽しみですね。

妊娠5か月・18週

赤ちゃんはどんどん成長を続けます。今までに出来上がった器官がより発達するほか、赤ちゃんの頭や身体に産毛が生え、皮膚や細胞を守る胎脂が作られはじめます。
また赤ちゃんが女の子だった場合は原始的な卵子も作られ始めます。
今作られる約200万個の卵子は、赤ちゃんが大人になり子どもを産む頃まで赤ちゃんのおなかの中で成長を続けます。いつか受精卵となり新しい命となる卵子は、受精卵となった時点でお母さんと同じ歳なんですね。

妊娠5か月・19週

この時期になると、赤ちゃんに眉毛や髪の毛が生え始め、2週間後には見えるようにもなります。また、出生後と同じように寝たり起きたりを繰り返すようになります。
起きている時間が少しずつ長くなったので、胎動をより感じやすくなるかもしれないですね。

この頃から、お母さんが腰痛になりやすくなります。なるべく良い姿勢を保つ、適度な運動で腰回りを動かし血行をよくする、急な体重増加を避けるなど、できる範囲で予防をしていくといいでしょう。

妊娠5か月までに完成した胎盤からはへその緒が伸びていて、酸素や栄養素を赤ちゃんへ運んでいます。へその緒は多量の血液でパンパンに張り、赤ちゃんが動いてへその緒がねじれたとしても自然に元に戻ろうとします。へその緒のような小さな器官も、赤ちゃんを守ろうとしているのですね。
お母さんの食べた栄養は1～2時間後に赤ちゃんに届きます。栄養バランスの取れた食事を赤ちゃんに届けましょう。身体がどんどん大きくなる時期なので、炭水化物が不足しないように等、気を配るといいですね。