妊婦のための安心安全に旅行を楽しむマニュアル
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妊娠中のトラブル
温泉旅行や親族の結婚式…出かけたい用事はたくさんあります。
出産後は夫婦でゆっくり旅行に出かけることもできなくなるでしょうから、マタニティ期の思い出づくりをするために、妊婦さんにとって安全な旅を楽しむためのポイントをピックアップしました。
●できるなら、安定期に旅行を。
妊娠初期はつわりが起こるだけでなく無理をすると流産に繋がったり、妊娠後期は身体のバランスが悪くなるばかりか、少しの刺激で破水などに繋がったりする恐れがあります。もしも日程を調整できるなら、安定期の妊娠5~7ヶ月の間にスケジュール組をしましょう。
●緊急時の対策は万全に。
安定期であってもいつ何が起こるかわかりません。
滞在先の付近に24時間対応の産婦人科があるかどうかを調べるだけでなく、母子手帳や保険証、主治医の連絡先を携帯するようにしましょう。母子手帳はどの医師が見ても(産婦人科医でなくても)、妊婦であることやその経過が分かるようになっています。
●スケジュールはゆとりをもって。
疲れやすい妊娠時期。詰め込むスケジュールはいつもの半分くらいの内容で十分です。詰め込み過ぎるとしんどくなってしまったり、身体に無理がかかったり…せっかくの旅ですから、十分に楽しめるようにプランニングしましょう。
妊娠後期に旅行する場合は、出発前に主治医の診察を受け判断を仰ぐこともお勧めです。
●移動時間は2~3時間に抑えて。
遠方へのお出かけも、移動時間は1日2~3時間に抑えるようにしましょう。長時間同じ体制でいると、おなかが張ってくることがあります。移動中もなるべく多くの休憩をはさむようにし、新幹線や飛行機などは移動中に歩いたりストレッチをするとより安心です。
飛行機は国内であれば移動時間は許容範囲だとされていますが、気圧等の変化もありますのでくれぐれも無理はしないように。予定日が近づくと飛行機の搭乗に医師の同意書も必要になります。
また、例えば、関西から東北など、移動に3時間以上かかるような遠方へ出かけなくてはならない時は、無理はせずに東京で一泊するなど身体を気遣ったスケジュール組みをしましょう。
●宿泊プランなどはマタニティプランが安心
今はマタニティ旅行が流行っていることもあり、各旅行会社や宿泊施設でマタニティプランを出しているところがあります。より食事や部屋に気を遣ってくれたり、スタッフが知識を持っていたりすることもあるでしょうから、通常プランよりはマタニティプランの方がお勧め。出かけたい先にマタニティプランを備えた施設がない場合も、事前に不安な点は聞いたり、妊婦である旨を伝えたりするとより安心です。
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