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【妊娠超初期】妊娠が分かったら気を付けること12選

公開日: : 最終更新日:2015/06/11 妊娠初期

妊娠5ヶ月

妊娠が分かったら、やってはならないことがあります。

昔は「常識」なんて言われましたが、核家族化が進み親や祖母と生活を共にしないと、授業で習わない知識はなかなか入ってきませんよね。そこで、「妊娠中のNG」をまとめてみました。後悔先に立たず。おなかの中の赤ちゃんを育てるつもりで、ぜひ実践してみて下さい。

まずは、妊娠が分かったら今すぐやめるべき項目をピックアップします。

※妊娠を希望している方は妊娠前から気を付けることをお勧めします。

タバコ

なんとなく身体に悪いイメージのタバコ。一体何が悪いのでしょうか。タバコのニコチンは血管の収縮を促すので、赤ちゃんに十分な酸素を届けることを妨げたり、たばこの煙に含まれる一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結ばれることで、ヘモグロビンが酸素を運ぶことができなくなり、母子ともに低酸素状態になってしまったりします。

これらの状態は赤ちゃんの発育を妨げてしまうので、死産・流産のリスクが高まるばかりか、早産になりやすく低体重児が生まれやすくなったり、障害を持って生まれるリスクが高まったり、胎盤への血液循環が悪くなるので、妊娠中や出産時のトラブルが生じやすくなったりします。

おなかの中の大切な赤ちゃんには、健康に生まれてきてほしいですよね。そのためにも、妊娠が分かったら禁煙をしましょう!タバコの副流煙(タバコの先から上がる煙)には、タバコを吸うよりより多くの有害物質が含まれるので、タバコを吸っている人から離れることもとても大切です。

アルコール

おいしいお酒。毎晩飲んでいた方には突然の禁酒は悲しい出来事なのかもしれません。

しかし、妊婦がアルコールを飲むと、母体の血液と同じ濃度のアルコールが胎盤を通して赤ちゃんへ送られてしまいます。つまり、小さな身体の赤ちゃんもお母さんと同じくらい酔っぱらってしまうのです。

これを繰り返すと大変。赤ちゃんは知的障害や発育障害を伴っていたり、目が瞳孔部分しか開かなかったり、鼻と唇の間が長いなど、特有の特徴を持った容貌で生まれてきたりします。

少量のお酒ならOKだという説もありますが…万が一を考えると怖いですよね。妊娠中(もちろん出産後授乳中もですが)のアルコールはなるべく避けるようにしましょう。

ダイエットやバランスの悪い食生活

痩せている人がカッコいい!という近年のブームで増えている、痩せ体質のお母さん。痩せすぎの妊婦さんからは、低体重児や心臓が弱い赤ちゃんが生まれる確率も高いそうです。

妊娠したら、身体は子どものためにあると割り切ることも大切。

愛する子どもに一生負担をかけないためにも、バランスのいい食生活を送ることを心がけましょう。

次は、ひとまず避けて医師に相談する項目をまとめてみます。

妊娠かなと思ったら、とりあえず避けるべきものに薬やサプリメントがあります。
妊婦用の薬や、妊婦がとっても問題のない薬もある一方で、中には胎児の器官や機能に奇形を起こす可能性のあるものや、早産につながるものも世の中には出回っています。
赤ちゃんがお母さんの飲んだ薬の影響を最も受けやすいのは、妊娠に気づくか気づかないかの4週~7週。心当たりのある場合は、ひとまず我慢をして医師に相談した方が、後の後悔に繋がらなさそうですね。

※妊娠8週以降も、赤ちゃんの発達や機能に薬が影響を与えることがあるので、薬は飲まないことが無難です。飲む前には必ず医師に相談して下さい。

薬と一言でいっても、色々ありますよね。

毎日飲んでいた漢方薬やビタミン剤、精神安定剤などから、市販の風邪薬や胃腸薬、病院で処方される薬…。忘れがちなのは、湿布や目薬も立派な薬です。

漢方薬やビタミン剤などはそのイメージから飲んでも問題ないのではと思う人が多いように感じます。もちろん、妊娠中に飲める薬は、実際に多いです。

しかし中には、1日の摂取量を超えてしまうと赤ちゃんに影響を及ぼす危険のあるもの(ビタミンA・Dなど)や、子宮収縮の副作用を持つもの(大黄、アロエなど)もあります。必ず医師に相談するようにしましょう。

便秘薬や風邪薬などの市販の薬、湿布や目薬、塗り薬なども、医師に相談する必要があります。特に便秘薬に含まれるセンナや湿布に含まれるインドメタシン・プロフェン、目薬も花粉などアレルギー症状を抑えるためのいくつかの成分が悪影響をもたらしたりします。

これらの薬は妊娠中期まで使えるもの、同じ効能を持つ妊婦用の薬もあるものもありますので、妊娠が判明したらひとまず飲まずに医師に相談してみて下さい。

なお、耳鼻科や皮膚科など産婦人科以外の病院で、医師が妊娠に気づかなければ妊婦が使用できないものが処方されることがあります。外見で妊娠が分からないうちはきちんと伝えるようにしましょう。

サプリメント・栄養ドリンク

日本でも定着してきたサプリメント。常用している方も多いのではないでしょうか。

サプリメントにも、妊婦にとって積極的にとるべきものと、避けるべきものがあります。例えば、葉酸や鉄分・カルシウムは妊婦に不足しがちな栄養素。食事から補いきれない場合は妊婦用サプリメントを用いるのも手です。

ただしサプリメントの中には、ビタミンAやイソフラボンを含むものなど、妊娠中には控えるべきものも。飲む前に医師に必ず相談してください。

栄養ドリンクも、カフェインやビタミンA・Dが多く含まれていることがあるので医師に相談の上飲むことをお勧めします。
いずれにしても、栄養は基本的には食べ物から。サプリメントのなかった時代にも日本人は健康な子どもを産み育ててきているのですから、日本人に合ったバランスのよい食事が赤ちゃんへの一番のプレゼントになります。


 

次は、妊娠が分かったら完全にシャットアウトとはいかなくても控えるべきことをまとめてみます。
ストレスも妊娠の敵。注意は怠らず、たまのご褒美として上手にお付き合いすることも大事ですね。
まずは食べ物関連から見ていきます。

カフェインを含む飲み物

これは有名な話ですね。

カフェインは大量にとると血管の収縮を引き起こすので、胎盤への血流が悪くなり胎児へ栄養等が届きにくくなる場合があり、飲み過ぎは厳禁。

特にコーヒーは抽出後もカフェインが多いので、ノンカフェインのたんぽぽコーヒーやノンカフェインコーヒーなど胎児に影響のないものを積極的に取り入れましょう。

茶葉にはコーヒー豆以上のカフェインが含まれる紅茶は、抽出すると多くのカフェインは茶葉の中に残るので、1日1杯程度なら大丈夫だとされています。緑茶やココア(チョコレート)のカフェインも比較的微量ですが、もしもほうじ茶などノンカフェイン飲料で代用できるなら、その方が安心です。

なお、同じお茶の仲間でも玉露には多くのカフェインが含まれます。妊娠授乳中の摂取は避けた方が無難ですね。

ハーブティー

ハーブティーはノンカフェインでストレスや美容にもいい…というイメージ、多いと思います。

しかし、油断大敵。子宮収縮や生理を引き起こす「レモングラス」や、血圧上昇を招く「ローズマリー」、精神系に作用する「パッションフラワー」など、中には妊娠中は避けた方がいいハーブティーも少なくありません。

でも、ハーブティーって妊婦でも飲める貴重なホットドリンク。ほのかな香りやスパイシーな味にほっと気分が落ち着く人も多いのではないでしょうか。ハーブティーが好きな方は、飲む前に今一度お好きなハーブについて調べることをお勧めします。

金目鯛・クロマグロ、メカジキなど、大型の魚

厚生労働省の宣伝ポスターを産婦人科でも多く見かけるようになりましたね。

生態系の上の方にいる「大型魚」は水銀を多く含むので避けた方がいいという説があります。具体的には、多量の水銀を毎日取り続けた場合、胎児に影響をし、聴覚からの反応がわずかに(1/1000秒以下のレベル)遅れる可能性がある、というものです。

これも、避けられるものは避けた方が無難。水銀が多いと言われる、金目鯛、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、クジラやイルカなどの大型魚介類は1週間に1食程度に抑えるようにしましょう。


 

日常生活での注意点です。

これらの項目は「1日1回まで」などという目安があるものではありませんが、広く言われていることです。

胎児にとって、お母さんのおなかの中は10ヶ月の長きにわたって暮らす家。数カ月後、初めて会えるその日まで赤ちゃんにすくすく元気に成長してもらうために、できるだけ居心地のいい環境を整えてあげましょう。

無理をすること

妊娠すると疲れやすくなったり、眠くなったり…。つわりで気分がすぐれないこともありますね。

お母さんが無理をすると、赤ちゃんにもホルモンでそれが伝わるという説もあります。嘘か本当かは分かりませんが、しんどいのは赤ちゃんからの「休みたい」サインだと思って、ゆっくりと休養を取るようにしましょう。

車や自転車の運転

妊娠すると注意散漫になるというのも、一般的に言われることです。

もしも徒歩や公共交通機関で移動ができるなら、マタニティタグを鞄につけて、歩いて家を出てみましょう。

何事も、転ばぬ先の杖。眠気で居眠り運転したり、大きなおなかに体重バランスが取りにくく自転車で転んだりする前に、安全な方法を探すというのも手だと思います。

身体を冷やす格好や過ごし方

「おなかを冷やさない」「首元を冷やさない」「足首を冷やさない」…昔からよく言われることですね。

特に妊婦は、ホルモンバランスの変化や姿勢の変化から、妊娠前よりさらに冷えやすくなると言われています。身体が冷えると、つわりがひどくなったり、便秘がちになったり、おなかが張ったり。出産前には赤ちゃんがより暖かい方向を向こうとするので逆子になりやすいという見解も。

自身の体調のためにも、赤ちゃんの居心地の良さのためにも、妊娠中は冷えないように気を付けましょう。

高いヒールなど転倒の危険があるもの

おなかが膨らんでくると、バランスが取りにくくなります。

出産前なんて…胎盤と羊水で約1kg、赤ちゃんが約3kg。胸も大きくなるので、身体の前面だけに4kg以上の荷物をくっつけているのと同じことになります。しかも、おなかが大きくなるにつれて、おなかに隠れて足元が見えないことに…。
おしゃれより安全、万が一転んで赤ちゃんを地面にぶつけたら一大事!妊娠をしたら、履きやすく歩きやすいローヒールの靴を探しましょう。

ちなみに産前産後(赤ちゃんを抱いた状態)は玄関に屈んで作業するのも大変なので、ファスナーやボタンのついていない、「スポっと履けてスルッと脱げる」靴がお勧めです。

色々な項目がありますが…どれも実践すると健康になる気がしませんか?お母さんの健康は赤ちゃんへの何よりのプレゼントということでしょうね。

神経質になりすぎるのもいいことではありませんが、一つずつ、少しずつ、実践していただければと思います。

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